旅の終わり、映画のはじまり

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中小企業診断士試験 関連記事のまとめ

 こちらのページでは、当ブログの中小企業診断士試験関連のページをまとめています。

 

 

二次試験

全般

 

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事例Ⅰ

 

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事例Ⅱ

 

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事例Ⅲ

事例Ⅳ

中小企業診断士 二次試験前日の過ごし方

 

 中小企業診断士の二次試験は、80分の記述試験を4回と、かなりハードな試験です。加えて、大量の計算が求められる事例Ⅳが1日の最後に控えているという鬼畜な仕様。

 

 本番で最後まで集中力を保つための戦略がとても大切になります。

 

 私は二次試験前日の土曜日は、勉強は一切せず。軽く運動して、あとは家でゴロゴロしたり昼寝したり、美味しいものを食べたりと、完全な休息にあてました。

 寝るのも早めにし、当日は完全に充電されきった状態で試験場にたどり着きました。

 これが奏功し、最後まで集中力を保って試験を終えることができました。

 

 向き不向きはあると思いますが、一つの方法として参考になれば幸いです。

 

【合格】中小企業診断士 令和2年 2次試験 再現答案【事例Ⅰ〜Ⅳ】

  令和2年の中小企業診断士2次試験を受けてきました。

 この記事では、再現答案を作りながら、どういうプロセスでその回答になったのか? も振り返っています。

追記:皆様の応援のおかげで、無事に合格することができました。得点開示したら各事例ごとに何点だったのかもお伝えする予定です。

事例Ⅰ

第1問

設問1

A社の老舗のブランド力と、企業グループの買収ノウハウ、飲食や売店の経営ノウハウ、営業支援によりシナジーを発揮し、事業開発と経営合理化により売り上げを伸ばし成長し、地域の活性化にも貢献するビジョン。

  • 買収する際のビジョンなので、「シナジー」について考えました。
  • シナジーを考える。つまり祖父の企業Gの強みとA社の強みを掛け合わせて、何ができるか?
  • A社の強みは「ブランド力」しか見つかりませんでした
  • 祖父はめちゃ有能なので強みがたくさん見つかりました。
  • 買収の結果として望ましい物は?と考え、「売り上げを伸ばし成長する」は外れではないだろうと思い、記載。
  • 文字数的に入りそうだったので「地域の活性化」も入れました。
  • 結局は、A社の強みと戦略を答えさせる問題で、従来の設問1と最後の設問を合体させたような構成。
設問2

A社の強みであるブランド力を維持するため前の経営者とベテラン従業員の持つ酒造りの技術が必要だった。加えて従業員の雇用責任を引き継ぐことで買収を友好的にし地域へも貢献できるから。

  • 最初は、従業員を引き継がないと日本酒作れないじゃん、ということしか見つけられず。
  • 字数が100字なので他に何かないか?と思って探したところ、従業員の雇用を維持したいという前の経営者の思いが記載されていたので、後半はそこも盛り込みました。
  •  経営者をわざわざ入れたところに、もう少し何か汲み取るべき内容がある気がしましたが、時間内に盛り込むことはできませんでした。
  • 後から振り返ると、M&Aを成功させるための条件を答えさせる問題だったのだな、と思いますが本番では気がつかなかった・・・

第2問

ベテラン女性事務員が属人的に把握していた、複雑な事務作業についてはマニュアル化し、取引先との商売については顧客情報として整理した。それらをデータベース化しシステム化することで社内で共有し活用できるようにした。

  • システム化のための準備なので、人の頭の中にあることを文字などのデータに落とし込んで整理すればいい。逆にそれ以外にポイントが分からなかったので非常に自信がない問題の一つ。
  • システム化の内容を具体的に書けたら良かったのかも知れないが、そこまでできませんでした。
  • なので、属人的な知識を社内で共有し活用、という形で無難にまとめたつもりです。
  • 別の事例でもシステム化のためにコンサルタントは何をするか、という設問が出てきますし、過去問にもあったので今後も要注意ですね。

第3問

既存顧客との関係維持を行うルートセールスに対し、直販方式では新規顧客の開拓が必要。そのため、自社商品への深い理解、顧客ニーズを把握する能力、効果的なプレゼン能力、PDCAを回す能力、ノウハウを社内で共有する能力を求めた。

  • 与件文からヒントを全く見つけられず、勘で書いた。
  • 一文目でルートセールスと直販の対比を書いたのはテクニック的には良かったと思う。しかし「直販」が具体的にどんなものを指すのか分からないので、これも当てずっぽう。 
  • 与件文の読み取りだけじゃなくて、しっかり知識を使えますか?と試されている設問だと思った。

第4問

経験と勘に頼った評価制度から、MBOコンピテンシー評価を導入するなど、外国人も含め公平で納得できる制度を導入する。給与については一部に成果主義を導入し優秀な人材に報いる。管理者に評価者訓練を行い、社長の属人的評価を改める。

  • 現在の社長は現場で汗を流しながら評価も行っているが、総帥になるとそれはできなくなる。外国人も入って多様な価値観が社内に入ってくる→じゃあ客観的で公平な評価制度が必要だね!ということでMBOなどを入れました。
  • 報酬についても年功序列とあったので一部に成果主義を導入しました。
  • しかし、異なる事業部間のバランスなど、拾い切れていない要素も多く、満足いく仕上がりにはなりませんでした。
  • 回答に使うキーワードはやはり知識がないと厳しい。この問題からも、二次試験の知識重視へのシフトを感じます。
  • 買収で社員となった人、若い女性や外部人材、外国人の登用など、バックグラウンドの多様化に対応し会社を円滑に経営するための人事制度とは何か?を考えさせる問題だった。

事例Ⅱ 

第1問

  • S 無農薬で高品質なハーブを効率的に生産できる。乾燥粉末にし低コストで輸送できる。
  • W Z社への一社依存、離島で立地が悪い
  • O 島民との良好な関係、安眠効果のあるハーブの需要、ヘルスケアメーカーからの引き合い
  • T Z社の取引消滅の可能性、島の人口減少と所得の低下

 

  • これはあまり思い出せません・・・・

第2問

Z社一社依存の反省から、取引先企業は複数に分散する。加えて、最終製品の顧客ニーズも分散させる。これにより、一時のブームに左右されずに継続的に売り上げを確保できる取引先構成とするべきである。
  • 「方向性」という、ゆるふわな問題要求なのに30点も配点があることに驚愕。
  • どこにポイントがあったのか全く分からないが、なんとなく後半の内容は当たらずとも遠からずなのでは?と思いたい。 

第3問

設問1

健康に関心の高い自社サイトユーザーという既存市場のため、新製品もある程度需要され売上に繋がった。

  • 「上記の事象について説明せよ」なのでオンラインサイトでの販売がそこそこうまくいった理由を答える問題と解釈。
  • その上で「アンゾフの製品・市場マトリックス」を使え、という制約条件あり。
  • なので、市場は〜、製品は〜、だから〜 という構成に。
  • 戦略の名称を答えるのは、問題の要求と違う気がしたのですが、それが吉と出るか・・・・ 
設問2

ハーブの効能などを、島の歴史や景観と一体でアピールしブランド力向上し愛顧向上。SNSでの口コミを促したり、ハーブのレシピなどのアイデアコンテストを実施し、製品開発に顧客を巻き込み、固定客化を図る。

  • 第3問は自社ブランド育成の話、第4問は地域貢献の話、と切り分けて考えました。
  • ブランド力を向上させ人を引きつけ、双方向のコミュニケーションで製品作りに巻き込んでいくことでさらに固定客に、という、ほとんどが問題文の言い直しのような 、論理関係のはっきりしない回答になっていて、あまり良くないなーと思いました。

 第4問

美と健康に関心の高い参加者に対し、関係が良好な島民と連携し、島のイベントに参加しハーブのお浸しを食べられるツアーや、耕作放棄地を活用した農業体験を立案し、農家の増収・地域活性化を図る。

  • 前述の通り、第3問は自社ブランド育成の話、第4問は地域貢献の話、と切り分けて考えました。
  • 島民からの支持、耕作放棄地、など実現可能性の根拠に触れながら具体的な策を提示できたので、まずまずのできだと思っています。

事例Ⅲ

第1問

  • 強み ステンレスの溶接・研磨の技術力、設計から施工まで一貫してできる、デザイナーからの信頼。
  • 弱み 営業が非効率で、生産管理も不徹底であり、納期遅延が状態化している。
  • 以降の設問で解決されるところを中心に抜き出しました。 

第2問

設問1
  • 問題点 受注ごとに担当者を決めており、製作前のすり合わせで時間がかかり、製作期間を圧迫してしまっている。
  • 対応策 顧客ごとに担当者をつけ、CADを使って営業を行うなど効率的な活動を行い、製作期間を十分に確保する。
 設問2
  • 問題点 作業標準化が途上で生産計画が月次で柔軟性がない。技術力に偏りがあり稼働率が低く、作業中断も発生。
  • 対応策 作業を標準化し、生産計画は週次で修正を入れ柔軟にする。OJTなどで技術力の底上げ、QCサークル稼働率向上。
  • 第3問にIT化の設問があり、問題文にも「業務プロセスの見直し」と「その対策の支援システムとしてIT化」とあるので、極力IT以外でまとめました。
  • 営業の問題点は割と絞られていたのに対し、製造は問題点が山盛りすぎてどれを書けばいいか迷いました。
  • これは本番では気がつかなかったが、ここで書いた解決策が(全てとは言わないまでも)しっかり第3問のIT化での支援に引き継がれている、一貫性があるかが大事なんだろうなと思いました。

第3問

標準化した作業や過去の受注と実際の納期をデータベース化する。社内にタブレット端末等を配布し、営業はそれらを活用し効率的な営業をし、製造部は受注状況や製作状況をリアルタイムで把握し生産計画に生かす。社内で情報共有することで効率化し納期遅延を防ぐ。

  • 振り返ってみると、与件文に「業務プロセスの見直し」と「その対策の支援システムとしてIT化」とあるのは、第2問と第3問の切り分けのヒントでもあったのか・・・。第2問は「IT化の事前準備」、第3問は「IT化を具体的にどうするか」を答えさせる問題だったように思える。本番ではそこまで気がつかなかったわけですが・・・。

第4問

全ての工程で高い技術力を要するモニュメントに熟練技術者が専念するため、まずビル用製品で必要になる高い研磨の技術を全員が習得。モニュメントは作家の信頼を得て別の作家を紹介してもらうなどし拡大と充実を図る。

  • これは本当に自信ないですね・・・特に後半。
  • モニュメントをいきなりみんなができるようになるっていうのはちょっと無理かなと思ったので、そこは諦めて、ビル用製品は熟練じゃなくても誰でもできる状態にすれば熟練はモニュメントに専念できるからモニュメントを充実発展させられるよね、という風に考えました。

事例Ⅳ

第1問

設問1

優れている指標 棚卸資産回転率  3.91回
劣っている指標 売上高経常利益率  1.65%

劣っている指標 自己資本比率   15.85%

  • 優れている指標については、予備校の回答で「売上高総利益率」を上げているところも結構ありますが、これは明確に間違いだと私は思います。理由は、設問2との整合性が取れなくなるからです。
  • 前提として、事例Ⅳの第1問の経営分析は「収益性」「効率性」「安全性」から指標を一つずつ選び、記述も3つの要素を過不足なく論じる、と言うのがセオリーであり、それに従うものとします。
  • そして「優れている指標」に収益性の指標である「売上高総利益率」を選ぶと、前提のところでお話ししたセオリーから、設問2の回答で、最終的な利益が同業他社に比較して明らかに劣るD社について「収益性に優れている」と書くことになり、それは中小企業診断士の診断として明らかにおかしいと思うからです。最終的な利益の劣る会社の社長に「御社は収益性が優れていますね」と診断したら、普通、クビになると思います。
  • 以上から、収益性の指標は「劣っている指標」に回します。借入の依存度が高く、利息が収益性を圧迫していることまで指摘したいので「売上高営業利益率」ではなく「売上高経常利益率」を選択します。
設問2

地域での評判が高く棚卸資産の効率性に優れる一方、サービスの過剰と借入依存で収益性と安定性が劣る。

第2問

設問1 

答案の再現はできませんが、完全に間違えました。

 

設問2

最後の最後に解いたため、日本語での説明もなく計算をとにかく細かく分けて書き、部分点を狙いました。記録はできていません。

 最後のNPVだけは、55.46 と記録があり、予備校の回答とも合っているのでおそらく正解です。

最適な意思決定の番号 1

  •  この問題は計算量が膨大になりそうだ、と予想し一番最後に解きました。
  • その中でも、後半の(b)から解き始めたのですが、この問題を解くために必要な要素が(a)の方に記載されている、と言うトラップに引っ掛かり、かなり時間をロスしました。
  • 計算過程に、部分点を稼ぐための日本語での説明文を書く余裕が全くなくなり、とにかく必死で血眼になって計算をしました。
  • 後から振り返れば、しっかり解ける問題になっていたのですが、初見ではかなり厳しかったです。

第3問

設問1

のれんとして計上し、適切な期間で償却する。

設問2

シナジーを発揮し黒字化できるか慎重に検討するべきである。

  •  設問1は爆死しおそらく0点だと思いますが、設問2は得点になっていると思います。

第4問

設問1

戸建て部門のROI 4.31

D社全体のROI  2.55

 

設問2

4.26

  • 設問1は予備校の回答とも一致。設問2は爆死していると思います。
設問3

問題点 短期利益志向になり中長期的な成長のための投資を怠らせる

改善策 中長期的な成長率などを盛り込んだ評価指標とする。

  •  これもおそらく、それなりに得点になったと思います。

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

初年度に惨敗した自分がTACを使って中小企業診断士試験に合格するまで

 この記事はごく個人的な、中小企業診断士二次試験のTAC受講体験記です。

 中小企業診断士の二次試験を独学にするか、予備校を利用するか迷っている方には、一つの参考になる内容になるといいと思っています。

 また、予備校は利用しようと思っているが、どこを利用するか迷っている方にも、参考になるかと思います。

 

 

中小企業診断士二次試験:令和元年初挑戦で惨敗

 一次試験は独学で通過できました(平成30年に2科目、令和元年に5科目取りました)。教材はTACのスピードテキスト、問題集、過去問集をメインに使用しました。

 

 さて、一次試験に合格した後、初めて二次試験対策に独学で取り組み始めました。

 使った教材は、過去問集、事例問題集、財務の特訓の三つのみ。

 

 

 

 

  この時は二次試験について以下のように考えていました。

  • 「事例Ⅰ〜Ⅲは国語の読解と同じだな。楽勝や。」
  • 「事例Ⅳは計算ミスさえしなければ平気やろ。」

 また、予備校の回答と自分の回答がズレていても、理由がよく分からず、

  • 「予備校の回答はおかしい。自分の方が正しいはずや」

 と思っていました。

 さらに、情報収集も足らなかったため、定番の参考書である「ふぞろい」や「全知全ノウ」の存在も知りませんでした。

 

ふぞろいな合格答案 (エピソード13;2020年版)

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  • 発売日: 2020/06/18
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  今から考えると、対策の開始も遅いし、試験をナメすぎていたと思います。全て自己流で、なんのフィードバックもないままガムシャラに突撃したのです。

 試験の結果はもちろん不合格。判定もAが一つもないという散々な結果に終わりました。

 

TACの中小企業診断士二次試験対策講座の利用を決意

 「今年は不合格・・・来年の二次試験対策はどうするか。」

 しばらく悩みましたが、TACの講座を受講することに決めました。

 予備校を利用した理由は、令和二年でなんとしても合格し、一次試験の再受験となることを避けたかったことが一番大きかったです。

 

 数ある受験校の中でTACを選択したのは、

  • 一次試験の時にTACの教材をメインで使用しており、内容に満足していたこと
  • 実際に自分が受験した二次試験の模範回答を比較した際に、自分の中で一番納得感が高かったこと

 が理由です。

 

TACの中小企業診断士二次試験講座の特徴

 TACの講座の特徴は、TACメソッドという独自の方法論にあります。これは問題の出題意図や正解が分かりづらい特徴がある二次試験の得点を安定させていくためのものです。

 具体的には、

  • 実際に事例の与件文を読むミクロな作業に取り掛かる前に
  • 問題文の要求を具体的にしっかり掴み何に着目してどの要素で回答を設定するべきか、というマクロな視点の強化に重点をおく

というメソッドを元に、

  • TACオリジナルの演習問題等を解くことで、合格の可能性を高めていく

 というものです。

 WEB講座を担当されている三好先生のブログや、TACの公式サイトにも概要が載っています。

ameblo.jp

TACのおかげで気がついたこと

1.中小企業診断士の二次試験は国語の読解問題ではない。

 読解の要素もありますが、各事例には事例ごとの暗黙のお約束ごとや問題の出題傾向などが多く存在します。一次試験の知識を回答にどう使うのか、与件の何が根拠になるのか、も独特の読み方を必要とします。才能とセンスだけで合格することはできなかった自分としては、これらの情報を得られたことは非常に有益でした。

2.ミスは起こる

 本番の試験ではミスが起こる可能性が高いです。ミスが起こらなければ受かる、では受からない可能性が高い。ミスが起こってもそれを修正する方法論を身につけておくことが有効であり、メソッドをきっちり叩き込むことで、本番で着実に得点を重ねることができると思います。

3.予備校の回答には根拠がある。

 当たり前ですが、予備校の回答は長年この試験を研究した方が作成しているものですので、たいていの場合は受験生の回答よりも優れています。それがわかるようになったのも、TACでメソッドをしっかり習得できたおかげだと思います。 

 

TAC利用の効能

1.改善点が分かり、プロセスが安定する。

 予備校のメソッドにしたがって解いていくので、毎回同じプロセスで解けているかを意識することになります。

 そうすることで、

  • 今回、自分ができたことは何か?
  • 今回、自分ができなかったことは何か?

が明確になります。そして後者に集中してプロセスを改善することで回答プロセスが安定し、回答も精度が上がっていきました。

2.勉強のペースが安定する。

 予備校の演習のペースに合わせて勉強をすることで自然と勉強を習慣化することができます。自分の場合は、演習の合間に過去問研究を入れたり、模試のために追い込みの勉強をしたことが有効だったと思います。

3.メンタルが安定する。

 独学の場合に比べ、実績に裏打ちされた必要な知識とメソッドを身につけているということが自信に繋がり、勉強期間や本番でのメンタルの安定にも繋がりました。

 なお、インターネット上にはYouTube、5ちゃんねる、ブログ、ツイッターなど、二次試験について様々な情報や憶測が飛び交っていますが、実績のある書籍と予備校の先生の話以外は、話半分に聞き流すのが実力向上とメンタルの両面において吉だと思います。

 

 ここまでは試験の2ヶ月前に書きました。

 果たして結果は・・・・

 

合格

 無事に合格することができました。めちゃくちゃ嬉しいです。

 TACの講座が終わってからは、ふぞろいを頼りに過去問演習を行いました。過去問は直近の4年分ぐらいをやりました。本当はもっとやろうと思って10年データブックなども購入したのですが、そこまで手は回らなかったです。

 

 

 

ふぞろいな合格答案 (エピソード13;2020年版)

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  個人的には、過去問演習でTACの回答を再現するのは、TACメソッドに忠実に回答してもほぼ不可能に近いと思います。ですので仕上げの過去問演習では、ふぞろいの回答を手掛かりに、自分の回答プロセスと知識を磨いていけばいいと思います。自分としては、最後の方はどの事例も、ふぞろいの合格者の答案に近いものを作れるようになり、自信になりました。

 

 概ねこのような学習プロセスで、自分は合格することができました。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

  

 

 

 

 

 

TAC 中小企業診断士 2次公開模試 雑感

 TACの中小企業診断士 2次公開模試を受験しました。

 

 

 

 この模試では中小企業診断士の2次試験の問題形式に則って、事例Ⅰ〜Ⅳの論述問題が出題されます。今年は新型コロナウイルスの影響で会場受験は中止になり、全員が自宅受験となりました。

 

 自分は本番と同じように、1日しっかり時間をとって全部の事例を1日で解きました。

 本番は集中力の維持も鍵になりますし、一つの事例がうまくいかなくても次に引きずらないメンタルも重要になると思うので、なるべくなら1日で全事例を解くのが良いと思います。

 

 さて、受験してみての感想です。

 

 問題数はやや多め。出題形式もバランスが取れていて現時点での実力を図るのには向いていると思いました。

 難易度はやや難し目に感じました。特に事例Ⅱは、「サービス・プロフィット・チェーン」の内容が分からず完全に推測で回答し、第3問と第4問の施策にも全く自信が持てませんでした。

 回答時間としては問題要求の確認と着眼点の設定で7分、1回目に精読し残り55分程度で編集と回答といういつものペースで解くことができ、毎回5分程度の余裕を持つことができました。

 

 来年以降に中小企業診断士試験を受験される方は、ぜひTACの模試を受けることをおすすめします。実力チェックはもちろんですし、この模試にむけて勉強するとモチベーションもが保ちやすく勉強のペースを作りやすいというメリットもあります。

 

 結果は9/25ごろに通知されるとのことですので、楽しみに待ちたいと思います。 

 

 

ふぞろいな合格答案 (エピソード13;2020年版)

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中小企業診断士2次試験の知識チェックリスト【事例Ⅱ マーケティング・流通を中心とした 経営戦略および管理編】

 中小企業診断士 二次試験の定番参考書『2次試験合格者の頭の中にあった全知識』。

 これを一通り読んだだけで満足してはいけません。

 しっかり使える知識になっているか・定着しているかどうかが、本番での合否を大きく左右します。

 本記事では、上記参考書を読んだ後の理解度チェックリストを公開します。

 すでに読んでいる方は本チェックリストで理解度を確認・復習し合格の可能性を高めることができます。

 まだこの書籍を持っていない方は、ぜひ購入を検討してみてください。 

 

 

事例Ⅱの知識チェックリスト

  • 何にでも使える万能切り口
  • 4Pを顧客視点から考えると?
  • 顧客を考える切り口
  • 商品の差別化を考える切り口
  • 自社の販売に影響を与える要素5つ
  • 販売に影響を与える切り口
  • 飲食店の基本チェクポイント
  • プロモーションの2種類
  • アンゾフの成長戦略マトリクスの説明
  • 顧客囲い込みのメリット
  • 顧客囲い込みの大まかな手順
  • 優良顧客の識別方法
  • ポーターの5Forces
  • 市場細分化の基準3つ
  • エイベルの製品・市場細分化戦略
  • 品揃え拡充の留意点7つ
  • 共同開発のメリット
  • 共同開発の留意点4つ
  • サービス材の特徴3つ
  • 同時不可分性への対応策6つ
  • 非均一性への対応策4つ
  • 無形性への対応策5つ
  • 直販の効果4つ
  • OEMのデメリット6つ
  • OEM脱却の方法5つ
  • 主要顧客依存の脱却方法6つ
  • 企業間連携の方向性4つ
  • ロスリーダー制作における留意点3つ
  • パブリシティのメリット3つ
  • パブリシティのデメリット3つ
  • 人的販売のメリット
  • 人的販売のデメリット
  • ブランドの構築方法で大事な点3つ

中小企業診断士2次試験の知識チェックリスト【事例Ⅰ 組織(人事を含む)を中心とした 経営戦略および管理編】

 中小企業診断士 二次試験の定番参考書『2次試験合格者の頭の中にあった全知識』。

 これを一通り読んだだけで満足してはいけません。

 しっかり使える知識になっているか・定着しているかどうかが、本番での合否を大きく左右します。

 本記事では、上記参考書を読んだ後の理解度チェックリストを公開します。

 すでに読んでいる方は本チェックリストで理解度を確認・復習し合格の可能性を高めることができます。

 まだこの書籍を持っていない方は、ぜひ購入を検討してみてください。 

 事例Ⅰの知識チェックリスト

  • 切り口1:4Cとは?
  • 切り口2:PDSサイクルとは?
  • 切り口3:公式組織成立の3要素
  • 切り口4:リーダーシップの4類型
  • 切り口5:モチベーションに関わる二つの「要因」
  • 切り口6:モチベーションに関わる二つの職務○○
  • 切り口7:モチベーションに関わる5つの「欲求」
  • 切り口8:能力開発の3つの形
  • 組織の4原則
  • 組織の4形態
  • 部門別組織のメリット
  • 部門別組織のデメリット
  • 職能別組織のメリット
  • 職能別組織のデメリット
  • ラインアンドスタッフ組織のメリット
  • ラインアンドスタッフ組織のデメリット
  • マトリクス組織のメリット
  • マトリクス組織のデメリット
  • プロダクトマネージャー制のデメリット
  • プロジェクトチームのメリット
  • プロジェクトチームのデメリット
  • フラット型組織のメリット
  • フラット型組織のデメリット
  • 動機付け要因の具体例5つ
  • 衛生要因の改善策6つ
  • 評価を考える上でのキーワード3つ
  • 成果+成果に繋がる行動を評価する方法
  • MBO(目標による管理)の効果
  • MBO(目標による管理)の留意点
  • キャリアコースのキーワード4つ
  • 新卒採用のメリット
  • 新卒採用のデメリット
  • 雇用調整の段階的取り組み(6段階)
  • 同族会社のメリット
  • 同族会社のデメリット
  • 同族会社のデメリット克服のための施策
  • 業務の定形化のメリット
  • 業務の定形化のデメリット